敷金・礼金ゼロゼロ物件とは?

雑誌やホームページなどでお部屋探しをしていると、「敷金、礼金ゼロ」という言葉が目に留まりませんか?
必要なはずのお金が「ゼロ」ということでなにやらお得そうなのは分かりますが、そもそも「敷金」と「礼金」とはどういったお金なんでしょう?
分からないままお部屋を探すよりも、まずは言葉の意味を知ってから、お部屋探しをスムーズに進めましょう!

敷金、礼金とは?

敷金とは、退去時に家賃滞納、部屋の修繕の必要などがあった際、不足分に割り当てられる、家主の「一時預かり金」です。
通常は、滞納費や修繕費を引いた差額が、退去時に返還されます。
一方、礼金とは、部屋を借りる際に家主に契約締結の謝礼として支払うもので、通常返金はされる事はありません。
戦後からの慣習として現在も行われているものですが、時代とともにその内容は少しずつ様変わりしています。

敷金、礼金ゼロのメリット

借りる側からすると、初期費用が大幅に抑えられるということ、これに尽きます!
賃貸物件の初期費用は、家賃1ヶ月分と仲介手数料の他、「敷金2ヶ月分、礼金2ヶ月分」というのが一般的です。
それに比べて、敷金、礼金ゼロ物件を借りれば、家賃4ヶ月分もの差が出るということ。
安い初期費用で、より良い物件を借りることができるのは、大きな魅力ですよね。

敷金、礼金ゼロのデメリット

礼金ゼロに関しては、デメリットはほとんどありません。浮いたお金を他に回してしまいましょう。
敷金ゼロについては、入居時に敷金を払っていない分、退去時に部屋にキズや汚れがあると、借主の実費負担になる可能性があるというリスクがあります。
もちろん、一概には言えませんので、不安や疑問を感じたときには、気兼ねなく相談ください。